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「旅籠屋日記」は、会社の公式見解ではなく、当社の創業者である 甲斐 真の
創業当時からの日々の思いをつづった 個人的な日記あるいは随想です。
したがって、書き込みの内容についての責任は会社ではなく、個人に帰します。
ただし、その信条や個性が「旅籠屋」という事業を生み出し牽引してきた
重要かつ不可欠な要素であると考え、
あえて「旅籠屋日記」という名称を用い、 「旅籠屋」のサイト内に置いています。
「旅籠屋」という会社やその事業が、
広く社会の中でどのような存在になることを目指してきたのか、
その理念とコンセプト、背景にある感性の源泉を汲み取っていただければ幸いです。



こちらもご覧ください。

2021年9月17日 最後の日記


7月29日に公表した通り、本日午後に開催される定時株主総会をもって、私は取締役を退任し、完全に会社から離れます。

日本にもアメリカのMOTELのような宿泊施設を展開し、自由で自立した旅を提案するとともに、新しい働き方を実現しようと思い立ってから30年近くが過ぎました。志を曲げることなく、思い描いた夢の一部を実現できたという達成感があります。
多少は感傷的になるかと案じていましたが、年初に「創業理念」をまとめ直し、ここまでの出来事や思いを「旅籠屋物語」と題した動画に残したこともあり、やりきった感じ、すがすがしい気持ちに包まれています。
そして、意欲あふれる後継者に恵まれたことは、何よりの幸運でした。
少ない貯金をはたいて、房総に中古の一戸建てを破格値で購入したので、明日からは晴耕雨読の生活、老母を支えながら愛犬たちとのんびり穏やかに暮らしたいと考えています。

コロナ禍で会社がたいへんな時期に会社を離れることについて、「無責任ではないか」との批判を受けました。
リタイアは何年も前から考えていたことで、自分に鞭打ちながら会社を支えてきた自負があるので、その批判は甚だ心外です。
コロナの影響など一時的なものです。私が退いても確実に業績は回復し、その後安定して継続発展していく事業だと確信しているからこその決断です。
また、それなりの役員退職慰労金をいただくことについて、株主の方から「良心を疑う」と叱責されました。
30年近く金銭的な報いを後回しにし人生の大部分を会社につぎ込み、他の人にはわからないストレスを背負ってきたのですから、何の後ろめたさもありません。平時なら倍額以上であっても良心の痛みなど微塵もありません。世の中に新しい価値を提案し、具体化してきたことを軽く評価されるのは残念です。

とはいえ、これまで、多くの方々や取引先の皆さんの厚情に支えられてきました。間違いなく幸運にも恵まれてきました。
しかし、それは不断の努力と誠実な姿勢を守り抜いてきたからだと、密かに自負しているところです。私利私欲のために、周囲を利用したり欺いたことなどありません。達成感やすがすがしい気持ちは、その結果です。
そして、最大の幸運は、この30年間、まがりなりにも平和な時代が続いたということです。
コロナ禍による行動自粛は人生自粛だと嘆いている人がいました。同感です。
感染防止に努めながらも、ひとりひとりが自由に旅し、生きて行くことが大切にされることを心から願っています。

ただし、わがままで短気な性格のせいで、周囲の人たちに向かって声を荒げたことが数多くありました。一生懸命だったからという言い訳もありますが、傷つけてしまったことは間違いありません。今更ですが、この場を借りて、お詫びします。ごめんなさい。

去年と同様、株主総会は平穏無事には終わらないかもしれません。可能な範囲で誠実に対応したいと考えています。

それでは、いよいよ最後。
お付き合いいただいたすべての皆さんに心からお礼申し上げます。
皆さんが健康で心豊かな生活を送られることを心から祈ります。
どうぞ、これからも旅籠屋をよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。そして、さようなら。
間違いなく 充実した仕事人生でした。

2021年7月28日 臆病な日本人

6月末が決算日の旅籠屋は、決算作業の真っ最中。今月に入って監査法人による会計監査が始まり、今日ようやくほぼ終了した。
前期は最後の4ヶ月ほどがコロナ禍の影響を受け11期ぶりの赤字になってしまったが、今期は通年なので赤字の大幅拡大は避けられない見通しだ。
前々期は年間稼働率が初めて70%を超え、売上高も黒字額も過去最高だったので、あまりの落差に落胆は大きい。
しかし、こんな1年間においても稼働率が50%を超えたことに勇気づけられる。だから売上高はピークだった前々期の3/4ほどをキープしているのだが、固定費の比率が高いビジネスなので利益額は大幅に下振れしてしまう。
売上高に比べ固定的な人件費と店舗オーナーに支払う地代家賃がそれぞれ4割、つまり全体の8割以上を占めているのでこういう結果になってしまう。宿泊業全般に共通する特徴である。
そのため人員削減を含め給与の引き下げや家賃の減免を行う同業者が少なくないようだが、当社は検討すらしてこなかった。何より大切にしてきた信頼関係は守らなければならない。
常々500年も1000年も続ける価値のある事業だと言ってきたが、だとすればいずれ収束するに違いないコロナ禍に惑わされるべきではない。明治維新や関東大震災や太平洋戦争の災禍に比べてみればよい。
金融機関に求められたこともあって向こう3年間の事業計画書を作成したが、コロナ禍の影響は来年2022年いっぱい続くと予想した。それでも再来期には、売上高・利益とも過去最高となる可能性がある。

それにしても、新型コロナウィルスを恐れ委縮してしまっている日本人のなんと多いことか。テレビや新聞などマスメディアは1年以上も恐怖を煽り続けている。
いきなり個人的な話しになってしまうが、先日ランニングのために何年も通っているスポーツジムから警告書が送られてきた。マスクの着用ルールに従わなかったからだ。運営会社の考え方もスタッフの立場も理解できるから、何も反論せず退会手続きを行った。
端的に言うが、陽性者が日本よりはるかに多いイギリスにおいて、ワクチン接種が進み重症者や死亡者が大幅に減少していることを理由に規制解除に踏み切ったジョンソン首相の決断に私は拍手を送っている。
こういうことを書くと批判が殺到しかねないが、いずれコロナ禍は収束し、しばしの沈黙の後、世論は反転するに違いない。毎日毎日「感染者数」を数えて一喜一憂していたあの時の騒ぎは何だったのか、季節性のインフルエンザと大差なかったのではないかとワイドショーのコメンテーターは言い始めるだろう。

こういう時には国民性や個人の価値観の違いが顕著に見えてくる。個人と社会の関係、リスクのとらえ方。同調圧力を感じながら、議論を避けて表面的な平穏を求める、心の中の違和感に蓋をして考えることをやめてしまう。そんな人が多いのが日本人の特徴のように思う。
話しは飛躍するが、社内で指示を出す時「してもらえませんか?」という疑問形で話すのはやめるべきだ、と昔から何度も何度も注意してきた。それは、印象は柔らかくなるが相手に判断を委ねることで、こちらの意図や立場を曖昧にしてしまう。
テレビを見ていても、「〜と思います」という言い方をせず、「とは思います」とか「〜し、」でダラダラと話をつなぎ、最後の動詞を鮮明にしない話し方が増える一方だ。

優しい日本人? 曖昧にすることによって表面的なぬるい雰囲気を守り、傷つくことから逃げ、考える手間も省く。卑怯でずるくないか?
臆病な日本人、自分の中にそういう面があるからこそ、そうなりたくないと自戒してきた。高校卒業以来50年、私はこれを守り続けてここまで来たのだけれど。


2021年5月4日 上を向いて歩こう

コロナ禍などで右往左往しているうちに、5月になってしまった。気がついたら、なんとこの日記も今年初めてだ。
去年の今頃は「未知の疫病」で世界中が不安になり、SFの世界の言葉のように思っていた「パンデミック」が現実のものになり、あれこれ考えることによって努めて冷静になろうとしていた。
会社の業績は、3月から4月(第1波)、7月から9月(第1波)、12月から1月(第1波)、そして4月からの第4波と何度も重いパンチを受け、消耗戦で苦しみ続けている。
前期は11年ぶりの赤字、今期も赤字でとうとう債務超過が現実のものになってしまったが、借入のうち数億円は資本とみなされる劣後ローンなので、資金調達は安泰である。長年蓄積した信用と将来性が評価されたのだと思う。
ある銀行からは、「リーマンショックや東日本大震災を乗り越えて堅実に事業を継続してきた旅籠屋さんのような企業はしっかり支える方針です」というありがたい言葉をいただいている。

旅籠屋は500年も1000年も続けられる、そしてそれだけの価値のある事業だと信じている。これからも、大災害や戦争やパンデミックなどの災禍に直面することがあるに違いない。うろたえず、長期的な志を失わず、平常心で歩んでいけば良いのだ。これくらいの逆境は、過去何度もあったし、これからも繰り返されることだ。

それにつけても、ついこの間まで企業の内部留保が批判されていたけれど、まったく聞かれなくなった。資金繰りに不安がなく、将来性が豊かでも、貸借対照表上の数字で金融機関の姿勢が違ってくるのだから、今後は繰越利益剰余金を厚くしておくしかない。コロナ禍の教訓のひとつはこの点だろう。

さぁ、上を向いて歩こう。前を向いて、未来に向けて進んでいこう。


個人的なことだが、来週末はバイクでのキャンプツーリング。野宿したことはあるが、ソロテントでの野営は初めて。
さんざん迷って購入したのは、こちら
とっても楽しみ!
 
 
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「旅籠屋主人のベンチャー日記」 (雑誌「戦略経営者」連載)はこちら